テーラーメイドの人気ブランドであるRシリーズがリニューアルされたのが、今回試打した「M1 460 ドライバー」になります。ヘッド体積が460ccと430ccの2種類のモデルが発売されていますが、今回は大きい460ccになります。
このドライバーは、カスタムフィッティングを自分自身でできるという意味でも、至れり尽くせりな機能が満載なテーラーメイドらしいクラブです。
前モデルRシリーズでも、そのカスタム性能は高かったですが、今回は、フェースアングルの細かさがさらに広がっていることが特徴です。
ヘッド形状は今のドライバーでは主流の「シャローバック+ディープフェース」です。カラーリングは今までクラウンが白一色だったのに対して、今回は前方が白で中央から後方にかけて黒のコントラストな配色になっています。
黒一色でもいいのでは?と個人的には思いましたが、白ヘッドが好きな方から言わせると白には残像効果があるそうです。正直、私はそこまで恩恵を感じられないのですが(笑)白ヘッドは安心感を生んでくれるというゴルファーが多いからこそ、今回の「M1 460 ドライバー」でも白色が配色されているのだと思います。
確かにヘッド軌道が意識できれば、イメージ通りに振り抜けていけているかの指針にもなります。
今回は調整機能を使わずにニュートラルの設定で試打しました。実際に打ってみると、良い感じにスピン量が抑えられた中弾道で、シャフトがヘッドを気持ちよく加速させ、厚いインパクトを感じさせてくれました。
フェースが若干右に開いている気もしたのですが、影響はありませんでした。弾きのよさによる初速感の高さが直進性を演出してくれます。
最近のドライバーはスピン量を抑えてくれる設計が施されているものが多いですが、テーラーメイドのドライバーでは「M1 460 ドライバー」が1番だと思います。低スピン弾道で飛ばしたい方にはかなりオススメです。
一応、「M1 460 ドライバー」のターゲットは、アスリートレベルということみたいですが、シンプルにスピン量が多くて飛距離に悩んでいる初中級者ゴルファーが、低スピン弾道で飛距離を効率伸ばすのには適しているドライバーだと思いました。
これだけ基本性能がよければ調整機能は必要ないのでは?とも思いましたが、カチャカチャ系ドライバーが好きな人にはいろいろなカスタムを試してみるのも良いと思います。