練習場に持っていくクラブは4本まで
練習場にはキャディバッグからクラブを何本か抜いて手で持ち運ぶのが普通ですが、この時にあれもこれも欲張って持って行ってはいけません。
パターは別としても持っていくのは、例えばドライバー、7番アイアン、ウェッジなどの3本程度、あるいはそのコースで頻繁に使いそうな番手を加えればせいぜい4本までにしましょう。持ちすぎるのは往生際が悪いようにしか見えませんし、時間がなくて全部打ちきれない場合もあります。
そして、練習は必ずアプローチショットから始めてください。小さい振り幅のショットから始めて体をほぐしてだんだん大きくしていきます。また、アプローチショットは、好き勝手な振り幅で適当に打つのではなく、常に目標を決めて打つようにすると、それらしく見えます。実際にそこに行かなくても気にする必要はありません。そのうち行けばいいのですから。それに、目標を決めて練習しないと、いつまでたってもショットの精度は上がりません。
ウェッジなどはコントロールすることを目的としたクラブですから、力いっぱいのフルショットは控えましょう。それをすると「こいつ、分かってないな」とバカにされるだけです。
練習場の注意点ですが、ボールをマットにのせるとき、いちいちしゃがみこんで手でボールを拾うのはカッコ悪すぎます。クラブフェースをうまく使って、ボールをかき寄せるようにして動かしましょう。
練習場のゴムティにボールをのせる際も、クラブフェースと足の甲の外側とでボールを挟み、スっと持ち上げてティにのせると、ショットを打つまでのわずかなあいだになりますが、周囲に「お、やるな」と思わせることができるでしょう。
また、クラブフェースに芝や砂がついたときに、シューズのつま先で軽くこするか、パンツのすそ(外側)で拭き取るのはプロがよくやる仕草です。
練習グリーンが混雑していたらどうする?
週末などにはスタートを待つゴルファーが練習グリーンに入り乱れている場合があり、慣れないビギナーは面を食らうことが多いです。
先にその場所を占めている人に優先権があるのは、ゴルフに限らず社会生活の多くの場面に共通するエチケットであり、練習グリーンでもそれは同じです。既にパッティングの練習をしている人に気を配る必要があります。
パッティングの中身を考えたとき、最も注意すべきなのは「先に練習を始めた人のパッティングを妨げない」ことです。具体的には、その人のラインと自分が狙うラインが交差しないようにするのです。すこし観察していれば、どの人がどのカップをねらっているかは分かりますので、ラインがクロスしない位置に移動して練習を始めましょう。
また、カップからボールを拾う際、他のプレーヤーが打とうとしているときピンを抜いてはいけません。ピンを抜く際には、ほかのプレーヤーのパッティングのタイミングを見計らうことを忘れないで下さい。