1. ホーム
  2. ゴルフ場マナー&ルール
  3. ≫ショートパンツをはいた時のソックスは?

ショートパンツをはいた時のソックスは?

11

夏場やリゾートコースでは、男性でもショートパンツ、正確には膝くらいまでの丈のズボンでプレーする人の姿が見られます。ショートパンツを着用する時に問題になるのが「ソックスの長さ」です。

日本では膝くらいまでの長さのもの(それも色は白と相場が決まっています)を履くのが一般的と考えられてきました。ショートパンツを着用しても、長いソックスを履くことで橋がほとんど見えないようにするためです。

その理由は「男性にはスネ毛があり、それが人目に触れるのはみっともないから」ということのようですが、実際にこの格好をしている男性は、どんなに上手くても「どこか変」に見えてしまいます。

実はソックスを履くのは日本人ゴルファーだけです。この習慣は1980年にある県のゴルフ支配人会で決定されたものが、なんの根拠もなく日本全国に広がったそうです。

ちなみに、ニッカポッカーズを着用する際にも履く、一般的に長いソックスを呼ばれているものも、「ホース」というのが正しい名称です。

コースを選ぶか、ファッションを選ぶか

8

ゴルフのフールブックには服装に関する規定は書かれていません。そのため、各ゴルフコースがプレーにふさわしい服装を規定していて、中にはホームページ等でイラストを使って解説している場合もあります。

しかし、実際には服装に関するルールはあってないようなものです。女子プロゴルファーを見れば分かりますよね?彼女たちの中にはゴルフでは御法度なはずのノースリーブシャツを着てプレーする人が沢山います。

シャツもパンツやスカートに入れるべしというのが数年前までの暗黙のルールでしたが、今では多くのプロが短い丈のシャツを着て、スイングするたびにかわいいヘソをギャラリーに披露しています(少なくとも女子プロゴルフ協会はヘソ出し禁止令を出していません)。

また、これは男子にも共通していますが、かつてゴルフでは襟のないシャツはタブーでしたが、今ではTシャツの襟をほんのわずか立ち上げただけのものがゴルフウェアとして販売されています。見た目はTシャツと同じです。

問題の長いソックスについても、かつては女子のトーナメントでは着用を義務付けられていましたが、今はそんな格好をしている選手は1人もいません。足首までの「アンクルソックス」が一般的になっています。

男性のアマチュアをみても、ショートパンツの時はアンクルソックスを履くのが当たり前の光景になっています(但し、なぜか男性プロは試合ではショートパンツを履きません)。

10

このように、ゴルフウェアはなんでもありの状態なので、「だらしないもの」「清潔なもの」がルールであってエチケットとなっています。

あなたがプレーしたいコースがあって、その倶楽部に服装に関する会則がある場合は、それに従うほかありません。服装について明記されていなければ、自分の着たい服を着れば良いでしょう。ソックスの長さも同じです。

それで注意をうけた場合はどうするか?それでもそのコースでプレーしたければ規則に従うまでですし、そのコースでのプレーよりも、ファッションにこだわりがあるのなら、その服装でプレーできるコースを探せば良いのです。